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Q:うるし とは?

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Q:うるし とは?
A:「うるし」と言う名前をを聞いて「何それ?」と言う人は少ないと思いますが、「うるし」ってどんなものか見たり・聞いたりしたことがありますか?それでは今回は「うるし」についてちょっと説明してみます。
中国、チベット、インドなどの高原地帯を原産地とするウルシ科の落葉高木。
そのうち樹液が塗料として使用できるものは、日本、中国、ベトナム、タイなど東南アジアに生息しています。

塗料にしたり、ろうをとるために、日本各地の山地や川岸などで古くから栽培されており、幹を傷つけてうるし液をとり果実の皮からろうをとったそうです。

urusi.jpg
うるしの木
高さ10~15m、5~6月に
黄緑色の花を付ける。









urusi2.jpg
うるしの葉
葉や幹にふれると
かぶれる








urusi1.jpg
幹に傷を付けうるし液をとる。








うるしの木の幹の傷からしみだしてくる乳白色のうるし液を精製したものがを「生漆(きうるし)」と言います。

私たちはこれを使ってうるし仕上げ(摺漆仕上げ)をしますが、輪島塗等の漆器のうるしは生漆を38~40度に加熱しそれに顔料等を入れたものを使います。

精製したうるしは空気に触れるとすぐに酸化し褐色に変化しますが、この性質を利用したのが摺漆仕上げで、木の表面を深みのある透明な褐色に仕上げ、月日が経つと透明度がでてきます。

うるしは一般の塗料のように水分やシンナーを蒸発させることにより乾燥するのではなく、うるしの主成分であるウルシオールが温度と湿度によってウルシオールの中に含まれているラッカーゼ(酸化酵素)が活性化し、空気中の水分の中から酸素を取り込み、その酸化反応によってウルシオールが液体から固体へと変化していき、うるしが乾いていきます。

このような酸化反応を繰り返して乾燥していくので、表面だけでなく完全に乾燥するには1~6ヶ月かかります。またうるしは浸透力が強いため木地を強くします。

うるしは上記のような優れた特性を持つ塗料なので長い年月にわたって使われてきたのでしょう。

urusi3.jpg
これが私たちの使っているうるしです。
端の黒い部分は酸化して固まってしまっています。
茶色い部分は酸化してきているところです。
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