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   唐木とは

       

                伝統工芸品 唐木家具

 

 

唐木という呼び名は、むかし中国大陸に存在した統一王朝唐の国へ派遣した遣唐使(630~839年)により持ち帰られた製品の中に、珍しい見事な材を使った製品があり、この材を唐木(とうのき・とうぼく)と呼ばれるようになったのが最初です。

 

唐木と呼ばれている硬質材(したん・こくたん・たがやさん・かりん)は、東南アジア(タイ・ラオス・ベトナム・ミヤンマー・インドネシアなど)の高温多湿な熱帯雨林地域に自生しております。

 

世界的に最も良質な材料で、材質は緻密ですのでペーパーなどでよく磨いただけでも美しい艶がるほどです。

 


水分に侵されて腐蝕したり、虫害を受けたりすることはありませんので永年にわたり使用できる家具の材料なのです。

 

唐木材は植林できないことはないのですが、使用できる大きさになるまで70~80年かかると言われております。

 

そのため、もっと短い年数で使用できるような木材を植林することを優先し唐木材を植林して増やす事はあまりされていないようです。

 

現在、自生する唐木材が減ったことと、東南アジアの国々での伐採の規制、輸出規制をしていることもあって大変貴重な材料になっております。

 

大阪で製造されている唐木家具調度品は、数年にわたり乾燥させた材料を使い、伝統工芸師の資格を持った熟練の職人が唐木専用の道具を使い、釘は使わず昔から伝わる組み手と接着剤だけで組み上げ、目の荒いペーパーから細かいペーパーまで6~8段階のペーパーで(紙ペーパーがない頃にはむくの葉・とくさなどが使われていました)磨き上げます。

 

仕上げは輪島塗などに代表されるような漆器の塗り方とは違い、木が吸い込んだうるし以外はきれいに拭き取ってしまい、その後トノコを使って磨き上げます。(緻密な材質ですのできれいな艶がでるのです。)この工程を5~7回繰り返し仕上げてあります。

昭和52年、大阪(関西)で製造されている唐木製品は通商産業大臣により「伝統工芸品」の指定を受けました。

 

現在は、座敷机・文机・飾り棚・衝立・花台・香炉台・硯箱・額・香炉・香合・茶托などが主に製造されておりますが、現在の生活様式にあう商品の開発努力も致しております。

 

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